08/14/2019 / 最終更新日 : 08/15/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(12)国際経済に対する楽観 国際経済の分野がMMTにとって「アキレス腱」であることは、すでに何回か指摘してきた。どこかの国の元中央銀行総裁などは、「MMTを採用したかったら、まず、鎖国にすることだね」などと皮肉を言っているらしい。ここでは、皮肉を […]
08/12/2019 / 最終更新日 : 08/13/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(11)金利はゼロだから怖くない? MMTに何らかのかかわりをもつと、ときどきびっくりするような質問を受けることがある。そのなかでも、一瞬、何と答えていいか分からなくなるのが、「MMTを採用すれば金利はゼロになるから、いくらでもお金が手に入るようになって […]
08/01/2019 / 最終更新日 : 09/27/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(番外編)入門への入門 この「MMTの懐疑的入門」も、すでに10回を超えている。そうなると、書く方は前に述べたことを前提とする部分が増えてくるが、読む側からすれば「そんなことは忘れた」という部分が多くなってくる。また、ネット上の常として「たまた […]
07/31/2019 / 最終更新日 : 08/10/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(10)財政黒字が景気後退を生む? この連載を始めてから、いろいろご意見もあったが、それは予想していたことで、別に特に気にとめるようなことではなかった。何かを発表すれば何らかの反応があるのは、ごく当たり前のことなのである。 とはいうものの、この連載の第 […]
07/21/2019 / 最終更新日 : 08/10/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(9)日本経済への無理解 すでにこれまで8回にわたってMMT(現代貨幣理論)について、彼らが「入門書」あるいは「教科書」のなかで提示してきた概要を紹介してきた。そろそろ、「入門」はいいから「懐疑」のほうを書けと言う読者もおられるのではないかと思 […]
07/12/2019 / 最終更新日 : 08/10/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(8)蝶番としての雇用保障制度 今回は、MMTの理論家たちが主張しているJG(ジョブ・ギャランティ)制度について、もう少し詳しく述べておくことにしよう。前回、すでに簡単に触れたように、このJGはインフレを抑制できることになっている。 MMTの考え方 […]
07/07/2019 / 最終更新日 : 07/20/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(7)マネタリー・ベースと税金 これまでの説明から、MMTによる経済全体像は、金融機関を含めた民間部門のなかを動きまわるホリゾンタル・マネーと、政府と中央銀行が一体となった「統合政府」によるヴァーティカル・マネーによるコントロールであることは理解して […]
06/28/2019 / 最終更新日 : 05/09/2020 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(6)クラウディングアウトは神話? この「MMTの懐疑的入門」の連載を読んでいただいていれば、これまで学んだことのあるマクロ経済学と様子がかなり違うことは、すでに気づかれたかと思われる。昔大学で勉強した人は、「自分が持っているマクロ経済学の知識がさっぱり […]
06/21/2019 / 最終更新日 : 11/20/2020 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(5)ジェット戦闘機の購入法 MMTの理論家たちは、先進諸国の中央銀行は、かつてタブーのようにいわれた政府との連携操作を事実上行ってきたし、また、2007年に始まる世界金融危機以降は、さらに強力に一体化を推し進めていると主張している。(以下の文章と図 […]
06/16/2019 / 最終更新日 : 07/20/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(4)ハイパワード・マネーとレヴァレッジ 前回見たように、MMTでは政府部門から民間部門に垂直的にお金が流されて(あるいはひきあげられて)経済がコントロールされる。このコントロールという言葉も、本当は厳密に使わないとMMT派に文句を言われるだろう。 たとえば […]