05/12/2021 / 最終更新日 : 06/28/2021 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(38)クルーグマンの最新ポスト・コロナ経済論 クルーグマンが『ビジネス・インサイダー』5月8日号で、今回のバイデンによる巨額財政出動について再び論評している。また、インフレについてはMMTとの立場の違いについても言及している。これまでのまとめといえるものだが、かなり […]
06/02/2020 / 最終更新日 : 06/07/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(14)巨額の財政出動を断行する根拠は何か 新型コロナウイルスのパンデミックが引き起こした景気後退を前にして、先進諸国は次々と巨大な財政支出を行って脱出を図ろうと必死だ。世界規模でみるとすでに12兆ドルの支出が決まっているという。もちろん、最大なのはアメリカで、す […]
11/22/2019 / 最終更新日 : 11/24/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(番外編2)なぜ宗教性を帯びるのか ときどき「MMT信者」などという揶揄を含んだ言い方を耳にするが、たしかにブームとしてのMMT(現代貨幣理論)に加担している人のなかには、単なる新しい経済理論への興味を超えて、信仰に近いような姿勢を示す場合がある。今回は「 […]
10/29/2019 / 最終更新日 : 07/27/2020 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(19)雇用保障制度は機能しない MMTが主張してきた「ジョブ・ギャランティ」については、すでに「MMTの懐疑的入門(8)蝶番としての雇用保障制度」で触れておいたとおり、その実現にはかなりの困難がつきまとっている。MMT理論家たちは、このジョブ・ギャラン […]
10/22/2019 / 最終更新日 : 10/24/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(18)国家の債務は消えてしまわない MMT(現代貨幣理論)の理論家たちは、しばしばMMTが前提としている世界観でいまの経済を分析してみせて、いとも簡単に「解決」を示すことがある。もちろん、これはMMTの正しさや応用可能性を信じてのことだが、そういうときこ […]
10/12/2019 / 最終更新日 : 10/28/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(17)「税金はゴミになる」で誰が税を払うのか MMTの議論を追いかけていていちばん呆れるのは、税金は最終的にはただのゴミ(rubbishi;廃棄物)になってしまうという部分だろう。論者によってはこのゴミの行く先としてゴミ箱を描いているので、初めて見た時にはとてもま […]
10/10/2019 / 最終更新日 : 10/27/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(16)「税が貨幣を動かす」という倒錯 MMT理論家たちがいう「財政赤字はいくらでも持続可能」の欺瞞に加えて、「税金が貨幣を動かす」というスローガンもまた大いなる欺瞞である。これは「政府支出は税金を根拠としていない」という彼らの認識とセットになっているが、こ […]
10/03/2019 / 最終更新日 : 10/04/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(15)本当に財政赤字は持続可能か そろそろスタイルを変えて、MMT(現代貨幣理論)と呼ばれているものの奇妙さについて、もっと率直に述べていきたいと思う。これまでは、できる限りMMTの考え方をなぞってみるというのが、この連載での書き方だった。 もちろん […]
08/31/2019 / 最終更新日 : 09/05/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(14)信用貨幣論の逸脱 MMTが議論の中心に据えている貨幣は、「信用貨幣」だということになっているが、実は、そうではない。たしかに、信用貨幣は現代経済のなかで中心的な役割を果たしているといっていいが、MMTやその信奉者が主張している政策を実現 […]
08/25/2019 / 最終更新日 : 10/07/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(13)「貨幣論」の欠落 ようやく、MMTの「貨幣論」について述べることになるが、本来は最初に語っておくべき事項だったかもしれない。それは中心的なMMT理論家であるL・R・レイが貨幣とは何かについて繰り返し述べているだけでなく、文字通りMMTの […]