12/30/2019 / 最終更新日 : 12/30/2019 komodon-z 映画・ビデオ 高級もなかの深い味わい;『初恋』の三池崇史節に酔う 『初恋』(2019・三池崇史監督) 映画評論家・内海陽子 最中という菓子は、中身のあんこのせいで薄い皮が最初から湿っているものだと思っていたが、あるとき高級最中を頂戴したら、あんこと皮が別々に包まれていた。パリッと乾 […]
12/30/2019 / 最終更新日 : 03/18/2020 komodon-z 政治・経済 今のバブルはいつ崩壊するか(7)幻想を産み出し破裂させる「物語」 年末から年始にかけて、株価が気になる人は多いのではないだろうか。普段は株式にあまり関心がないのに、この時期だけは妙に落ち着かない、そういう中高年は少なくないように思われる。それは1989年から90年にかけて、東京証券取引 […]
12/24/2019 / 最終更新日 : 03/18/2020 komodon-z 政治・経済 今のバブルはいつ崩壊するか(6)危うい世界経済を診断する 前回はリーマンショックを予言した、ニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授の論文から、なぜ彼が適確に予言ができたのかを考えてみた。つまり、どのような事実と論理によってアメリカ経済がバブル化しているかを読み取り、そして2年 […]
12/21/2019 / 最終更新日 : 03/18/2020 komodon-z 政治・経済 今のバブルはいつ崩壊するか(5)的中したリーマンショックの予言 今回のバブル形成がアメリカ中心であるならば、その崩壊もアメリカ発になるだろうということは第4回で述べておいた。もちろん、これは絶対的なものではなく、2008年の崩壊が「リーマン・ショック」とは呼ばれていても、すでにヨーロ […]
12/17/2019 / 最終更新日 : 12/17/2019 komodon-z 映画・ビデオ あったかく鼻の奥がつんとする;『星屑の町』の懐かしさ 『映画 星屑の町』(2019・杉山泰一監督) 映画評論家・内海陽子 わたしだけではないと思うが、つまらない演劇を観るのは、つまらない映画を観るよりはるかに苦労する。その逆に、おもしろい演劇を観るのは、おもしろい映画を […]
12/16/2019 / 最終更新日 : 03/18/2020 komodon-z 政治・経済 今のバブルはいつ崩壊するか(4)先行指標をみれば破裂時期が分かる? いま株価は上がっているのに景況感は下がりっぱなしだ。経済に詳しくない人がみても、これはバブル崩壊の前夜ではないのかと思われる。では、なぜ崩壊しないのか。おそらくはいまも、事実上ゼロの金利が続くという思い込みと、AIブーム […]
12/15/2019 / 最終更新日 : 12/18/2019 komodon-z 思想・哲学 フク兄さんとの哲学対話(10)ジョルダーノ・ブルーノの火刑は地動説のせいではない いろいろ突発的な出来事があって、フク兄さんとの対話が延期になったりしたが、今回も対話は、わたしの郊外の仕事場で行われることになった。もう、すっかり冬の景色になっているなか、やってきたフク兄さんはけっこう元気だった。例によ […]
12/09/2019 / 最終更新日 : 02/23/2022 komodon-z 政治・経済 今のバブルはいつ崩壊するか(3)崩壊させるショックとは何か 今回はバブルが崩壊する切っ掛けとなる「外生的」な要因を見てゆきたい。それが分かれば、崩壊による損失を回避することが可能になるはずである。しかし、バブルを生みだすさまざまな要因については膨大な研究があるが、バブルを終わらせ […]
12/02/2019 / 最終更新日 : 12/06/2019 komodon-z 映画・ビデオ 今年の映画の楽しみ方;コモドンの空飛ぶ書斎「映画・ビデオ」から 「コモドンの空飛ぶ書斎」の「映画・ビデオ」は、映画評論家の内海陽子が執筆しています。 このコーナーで最初に取り上げたのは、今泉力哉監督の『愛がなんだ』でした。内海陽子が高く評価した同作品は、同じく今泉監督の『アイネクライ […]
12/01/2019 / 最終更新日 : 12/01/2019 komodon-z 映画・ビデオ 肩肘張らない詐欺ゲーム;『嘘八百 京町ロワイヤル』 『嘘八百 京町ロワイヤル』(2019・武正晴監督) 映画評論家・内海陽子 コンゲーム映画と聞けば、やはり『スティング』(1973・ジョージ・ロイ・ヒル監督)で、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの粋な姿がす […]