06/30/2019 / 最終更新日 : 07/09/2019 komodon-z 映画・ビデオ 正常モードから異常モードへの転換センスのよさ 『DANCE WITH ME ダンス ウィズ ミー』(2019・矢口史靖監督) 映画評論家・内海陽子 ほぼ一貫して、特異な女子力を追求している矢口史靖監督の最新作はミュージカル映画。とはいっても、本作は“出演者が突然 […]
06/28/2019 / 最終更新日 : 05/09/2020 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(6)クラウディングアウトは神話? この「MMTの懐疑的入門」の連載を読んでいただいていれば、これまで学んだことのあるマクロ経済学と様子がかなり違うことは、すでに気づかれたかと思われる。昔大学で勉強した人は、「自分が持っているマクロ経済学の知識がさっぱり […]
06/21/2019 / 最終更新日 : 11/20/2020 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(5)ジェット戦闘機の購入法 MMTの理論家たちは、先進諸国の中央銀行は、かつてタブーのようにいわれた政府との連携操作を事実上行ってきたし、また、2007年に始まる世界金融危機以降は、さらに強力に一体化を推し進めていると主張している。(以下の文章と図 […]
06/19/2019 / 最終更新日 : 09/16/2019 komodon-z 思想・哲学 フク兄さんとの哲学対話(4)ヴィーコやヒュームなど フク兄さんは風呂と理髪店が好きだ。というか、仕事をしないですむ口実が好きなのだ。今日も理髪店からの帰りらしく、なんだかとってもすっきりしている。ただ、ちょっと理髪店はサービスが過ぎたような気がする。例によって、( )内は […]
06/18/2019 / 最終更新日 : 10/08/2019 komodon-z 歴史・人物 ペテン師と経済学者の間:ジョン・ローの肖像(1) 18世紀の初めころ、ヨーロッパを渡り歩いていた博打打ちが、パリにたどりつき、たちまち貴族たちの集まるサロンで頭角を顕わし、太陽王ルイ14世が逝去した直後の空白に乗じて、フランス王国の財政を仕切るようになる。 こうした […]
06/16/2019 / 最終更新日 : 07/09/2019 komodon-z 映画・ビデオ 本作が断然お薦め! 頑固一徹闘うジジイ 『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』(2014・ハンス・ペテル・モランド監督) 映画評論家・内海陽子 二十代の初めから「あんたはジジイ(の俳優)好きだね」とからかわれてきた。その後どんどん年を取ったが「ジジイ好き […]
06/16/2019 / 最終更新日 : 07/20/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(4)ハイパワード・マネーとレヴァレッジ 前回見たように、MMTでは政府部門から民間部門に垂直的にお金が流されて(あるいはひきあげられて)経済がコントロールされる。このコントロールという言葉も、本当は厳密に使わないとMMT派に文句を言われるだろう。 たとえば […]
06/09/2019 / 最終更新日 : 07/09/2019 komodon-z 映画・ビデオ 浅田美代子が醸し出す途方に暮れた少女のおもかげ 『エリカ38』(2019・日比遊一監督) 映画評論家・内海陽子 いくらエステに通ってもブランド物を身につけても、肉体の衰えを止めることはできない。きめの粗い映像によってあからさまになるヒロインの表情は、ときどき無残な […]
06/08/2019 / 最終更新日 : 07/20/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(3)水平マネーと垂直マネー 前回、MMT派の考える経済が、「横の関係」と「縦の関係」から成り立つことを説明した。彼らはこれらを「ホリゾンタル」と「ヴァーティカル」と呼んでいるので、以降はこの用語に従うことにする。 すでに説明したように、MMTの […]
06/02/2019 / 最終更新日 : 01/18/2020 komodon-z 映画・ビデオ 熱風がユーモアにつつまれて吹き続ける 『町田くんの世界』(2019・石井裕也監督) 映画評論家・内海陽子 がんばっているひとや困っているひとを見かけると、すぐに心と身体が動いてしまう町田くん(細田佳央太)。女子図書委員が本を積み上げて運んでいるのを見れ […]