07/12/2019 / 最終更新日 : 08/10/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(8)蝶番としての雇用保障制度 今回は、MMTの理論家たちが主張しているJG(ジョブ・ギャランティ)制度について、もう少し詳しく述べておくことにしよう。前回、すでに簡単に触れたように、このJGはインフレを抑制できることになっている。 MMTの考え方 […]
07/07/2019 / 最終更新日 : 07/20/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(7)マネタリー・ベースと税金 これまでの説明から、MMTによる経済全体像は、金融機関を含めた民間部門のなかを動きまわるホリゾンタル・マネーと、政府と中央銀行が一体となった「統合政府」によるヴァーティカル・マネーによるコントロールであることは理解して […]
06/28/2019 / 最終更新日 : 05/09/2020 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(6)クラウディングアウトは神話? この「MMTの懐疑的入門」の連載を読んでいただいていれば、これまで学んだことのあるマクロ経済学と様子がかなり違うことは、すでに気づかれたかと思われる。昔大学で勉強した人は、「自分が持っているマクロ経済学の知識がさっぱり […]
06/21/2019 / 最終更新日 : 11/20/2020 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(5)ジェット戦闘機の購入法 MMTの理論家たちは、先進諸国の中央銀行は、かつてタブーのようにいわれた政府との連携操作を事実上行ってきたし、また、2007年に始まる世界金融危機以降は、さらに強力に一体化を推し進めていると主張している。(以下の文章と図 […]
06/16/2019 / 最終更新日 : 07/20/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(4)ハイパワード・マネーとレヴァレッジ 前回見たように、MMTでは政府部門から民間部門に垂直的にお金が流されて(あるいはひきあげられて)経済がコントロールされる。このコントロールという言葉も、本当は厳密に使わないとMMT派に文句を言われるだろう。 たとえば […]
06/08/2019 / 最終更新日 : 07/20/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(3)水平マネーと垂直マネー 前回、MMT派の考える経済が、「横の関係」と「縦の関係」から成り立つことを説明した。彼らはこれらを「ホリゾンタル」と「ヴァーティカル」と呼んでいるので、以降はこの用語に従うことにする。 すでに説明したように、MMTの […]
05/29/2019 / 最終更新日 : 07/20/2019 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(2)基本的構図を知っておく 前回はMMTが考える、政府・中央銀行・民間銀行の「信用創造」について確認しておいたが、これは別にMMTでなくとも同じ認識に至ることになる。ただし、異なってくるのは政府と中央銀行の関係および「統合政府」と「民間」との関係 […]
05/24/2019 / 最終更新日 : 06/02/2019 komodon-z 政治・経済 英メイ首相の辞任が意味するもの:国家再生の挫折? いよいよ、英国のメイ首相が辞任する可能性が高くなってきた。まだ、辞任を表明していないが、現地時間の24日にはそのための演説を行う予定だという。この辞任は、もちろん、ブレグジット(英国のEU離脱)を巧みに指導することがで […]
05/22/2019 / 最終更新日 : 04/04/2020 komodon-z 政治・経済 MMTの懐疑的入門(1)まず主張を聞いておこう すでに多くの読者は、「MMT(現代貨幣理論)」と呼ばれる経済学派が、急速に注目を受けるようになったことを知っているだろう。「自国で発行する通貨はいくらでも発行できる」「財政赤字がいくら大きくても、自国の通貨が発行できれ […]
05/16/2019 / 最終更新日 : 06/02/2019 komodon-z 政治・経済 いつまで続く「労働力発掘」政策:働き方改革の幻想 またしても、安倍政権による労働力の拡大政策である。安倍首相によれば、日本人は高齢化しても働きたいと思っている人たちが大勢いるので、それに対応するような政策を行うということらしい。 この政策についての感想および解釈は、 […]