06/16/2021 / 最終更新日 : 07/01/2021 komodon-z 映画・ビデオ 漫画家夫婦の不倫ゲームを楽しむ;黒木華と柄本佑の『先生、私の隣に座っていただけませんか?』 『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(2021・堀江貴大監督) 映画評論家・内海陽子 漫画が物語の重要な役割をになう映画が続く。6月に公開された『キャラクター』(2021・永井総監督)は、えぐみの強いホラー系漫 […]
06/10/2021 / 最終更新日 : 06/16/2021 komodon-z 映画・ビデオ 「君は世界を守れ、俺は君を守る」;初々しい『少年の君』のチョウ・ドンユイ 『少年の君』(2019・デレク・ツァン監督) 映画評論家・内海陽子 映画には、ときどき忘れえぬヒロインが登場する。近年の中国映画の場合、即座に思い浮かぶのは『紅いコーリャン』(1987)のコン・リー、『初恋のきた道 […]
06/02/2021 / 最終更新日 : 06/10/2021 komodon-z 映画・ビデオ 王道を行く人情コメディ;やっぱり笑える『明日に向かって笑え!』 『明日に向かって笑え!』(2019・セバスティアン・ボレンズテイン監督) 映画評論家・内海陽子 『ファイナル・プラン』のようにたった一人で挑む犯行もあるが、やはり強盗、強奪ものは大人数のほうがおもしろい。といっても問題 […]
05/18/2021 / 最終更新日 : 06/02/2021 komodon-z 映画・ビデオ 恋ゆえに渡る危ない橋『ファイナル・プラン』;リーアム・ニーソンからの「夢のギフト」 『ファイナル・プラン』(2021・マーク・ウィリアムズ監督) 映画評論家・内海陽子 公序良俗を乱してはならないという掟があるせいか、銀行強盗サスペンスはエンディングが腰砕けになるものが多い。せっかく見事な計画を立て、 […]
05/04/2021 / 最終更新日 : 05/18/2021 komodon-z 映画・ビデオ 異様な細部がすばらしい『ベルヴィル・ランデブー』;おばあちゃんの闘争は続く! 『ベルヴィル・ランデブー』(2002・シルヴァン・ショメ監督) 映画評論家・内海陽子 明るくて清潔でピカピカしていていい匂いがするようなものは好ましいが、このアニメーションはそういうタイプの作品ではない。画面に映し出 […]
04/21/2021 / 最終更新日 : 02/05/2023 komodon-z 映画・ビデオ 役所広司の醸し出す「歴史」;『峠 最後のサムライ』のぬくもり 『峠 最後のサムライ』(2020・小泉堯史監督) 映画評論家・内海陽子 時代劇というのはほぼ想像の世界の産物だから、どういう描写があってもそういうものかと思うしかないのだが、一番いただけないのは、形態模写のような歴史 […]
03/29/2021 / 最終更新日 : 04/21/2021 komodon-z 映画・ビデオ 「打倒! まとも」が新しい世界を運んでくる;『まともじゃないのは君も一緒』の成田凌を深読みする 『まともじゃないのは君も一緒』(2021・前田弘二監督) 映画評論家・内海陽子 感情がもつれて混乱の極みに達したヒロインが、終盤で「全部、嘘」と言い放つところからようやくまともな物語が始まる。この先の物語はハッピーで […]
03/08/2021 / 最終更新日 : 03/29/2021 komodon-z 映画・ビデオ チャーミングな老人映画;『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』を見逃すな 『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』(2020・ジョージ・ギャロ監督) 映画評論家・内海陽子 アカデミー賞受賞スターが勢ぞろいする映画というのはクセモノで、期待に胸をふくらませて飛びつくと当てが外れることがある。かつ […]
02/20/2021 / 最終更新日 : 03/08/2021 komodon-z 映画・ビデオ 最高の「嘘っぱち!」物語;『騙し絵の牙』の大泉洋は期待通りの全開 『騙し絵の牙』(2020・吉田大八監督) 映画評論家・内海陽子 こんなうまい話があるものか、と思いながらもはらはらどきどきして画面から目が離せず、肩入れした主人公や登場人物が、物語の中をすいすい泳ぎ回る姿に陶然となる […]
02/07/2021 / 最終更新日 : 02/20/2021 komodon-z 映画・ビデオ 感情を自在に操ることのできる演技者・水川あさみ;ヨコハマ映画祭・主演女優賞受賞によせて 「ヨコハマ映画祭」主演女優賞 水川あさみ 映画評論家・内海陽子 2021年2月5日、第41回ヨコハマ映画祭において『喜劇 愛妻物語』『滑走路』で好演した水川あさみさんに、主演女優賞がおくられました。また、『喜劇 愛妻 […]