04/13/2020 / 最終更新日 : 06/19/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(7)「失われた30年」の苦い教訓 2003年ころ、経済学的な知識が十分にある年上の先輩が、「実は知り合いの相談に乗ったんだけどね」と切り出して、あるビルの売却をアドバイスした話をしてくれた。だいたいの概要でいうと、約100億円の価値があったはずのビルが約 […]
04/12/2020 / 最終更新日 : 05/06/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(6)世界金融危機とバーナンキの苦闘 2008年9月15日に、アメリカの投資会社リーマン・ブラザーズが破綻したショックで、アメリカの金融のみならず影響は一般企業にもおよんだ。そのため、アメリカは6か月間にわたり失業率40%という事態に陥った。それだけではなく […]
04/09/2020 / 最終更新日 : 05/06/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(5)ケインズ経済学の皮肉な運命 1936年に刊行されたケインズの『雇用、利子および貨幣の一般理論』は、長い間、不況から脱出するための「聖典」として読まれきた。そもそも、いわゆる「マクロ経済学」を生み出したのは、この著作だったのだ。いま行われている経済政 […]
04/06/2020 / 最終更新日 : 05/08/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(4)パンデミックと戦争がもたらしたもの 1918年9月、アメリカを代表する医学者ウィリアム・ウェルチ博士は、マサチューセッツ州にあった陸軍のキャンプ・デーヴンスを訪れた。このキャンプで兵士たちに流行している風邪の調査のためだった。当時、ウェルチの名声は高く、彼 […]
04/05/2020 / 最終更新日 : 05/05/2021 komodon-z 映画・ビデオ わたしはオオカミになった;『ペトルーニャに祝福を』の爽快さ 『ペトルーニャに祝福を』(2019・テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督) 映画評論家・内海陽子 大学は出たけれど、能力を生かせる職業に就くことができないペトルーニャ(ゾリツァ・ヌシェヴァ)は引きこもり一歩手前のよう […]
04/05/2020 / 最終更新日 : 05/06/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(3)これまでの不況と何が違うのか 前回、新型コロナウイルスが招来しつつある不況は、実は、新しい現象なのだと述べた。その意味は、近代に入ってからの大きな景気後退はいくつもあるが、それが感染症流行によって生じたと言えるものは見当たらないという意味にすぎない。 […]
04/02/2020 / 最終更新日 : 05/12/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(2)日本のバブル崩壊を振り返る バブル崩壊から景気後退、そして不況という繰り返された歴史を日本人が振り返るさい、やはりまだ記憶に残る1990年の東証バブル崩壊から始めるのがよいと思う。このときもバブルは認識されなかったわけではない。それどころか、何人も […]
03/26/2020 / 最終更新日 : 09/06/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(1)いまこそパニックの歴史に目を向けよう いまも株価は乱高下している。不安を掻き立てる情報が流れれば暴落し、多少希望が生まれる話が流れただけで高騰したりする。景気後退を否定する経済評論家はもういない。これから何が起こるのか。そして何をすべきなのか。こんなときこそ […]
03/23/2020 / 最終更新日 : 08/21/2020 komodon-z 政治・経済 今のバブルはいつ崩壊するか(16)顕在化する債務と収縮する経済 前回からの続きで、アメリカの金融市場がどのような状態になっているかを、もう少し細かく見ておこう。ニューヨーク証券市場が大暴落を続けているのは周知のことだが、リスクの高いローンなどは、すでに売買が停止されてしまっている。 […]
03/20/2020 / 最終更新日 : 03/20/2020 komodon-z 政治・経済 今のバブルはいつ崩壊するか(15)現在の米国・中国の不良債権を検証する 繰り返しになるが、バブルというのはもっともらしい「物語(ナラティブ)」を、現実のものと思い込むことから生まれてくる。今回の約10年間に生まれたバブルも、いまの低金利が永遠に続き、人工知能とネットワークによって、世界が新し […]