08/29/2021 / 最終更新日 : 09/11/2021 komodon-z 映画・ビデオ 底なし沼に足を踏み入れたヒロイン;『アンテベラム』の終わらない感情 『アンテベラム』(2020・ジェラルド・ブッシュ&クリストファー・レンツ監督) 映画評論家・内海陽子 先祖の記憶が自分の現在に影響を及ぼすというのは、よほど強烈な生き方をした先祖がいる場合だ。かつてのアメリカ南部の奴 […]
08/15/2021 / 最終更新日 : 08/29/2021 komodon-z 映画・ビデオ ジェイソン・ステイサムの暗く鈍い輝き;『キャッシュトラック』の「悪役」が魅せる 『キャッシュトラック』(2021・ガイ・リッチー監督) 映画評論家・内海陽子 人間と同じように、映画にも観ていて“手のかかる”ものがある。もちろん、ストレートで手のかからないものをわたしは好むが、ときによっては“手のか […]
08/12/2021 / 最終更新日 : 09/05/2021 komodon-z 政治・経済 新型コロナの第5波に備える(2)スウェーデンにも「ファクターX」が登場した もう先月の話になるが、7月29日に政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長が「仮に国民の70%にワクチン接種をしても、残りの30%の人が守られるということは、残念ながらない」と述べて、一部の人たちにショックを与えた。これは、7 […]
08/01/2021 / 最終更新日 : 09/30/2021 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(40)住宅バブルでないという報道の多いことがバブルの証拠 アメリカの住宅バブルがいよいよ来るところまできた感じがする。今回の住宅価格の高騰は異常なものといってよい。しかし、その異常な現象に経済情報メディアはさまざまな理由をつけて、バブルではないと主張している。これこそ、バブルが […]
07/23/2021 / 最終更新日 : 08/15/2021 komodon-z 映画・ビデオ ムロツヨシの「愚直」な演技力;『マイ・ダディ』の聖なる滑稽さ 『マイ・ダディ』(2021・金井純一監督) 映画評論家・内海陽子 ちょっと気持ち悪い男を演じさせたら天下一品のムロツヨシは、いつしかすっかり二枚目半になり、とうとう主役として二枚目を演じる域に突入した。といっても真正 […]
07/17/2021 / 最終更新日 : 08/12/2021 komodon-z 政治・経済 新型コロナの第5波に備える(1)コロナ後遺症の現実をデータで見る 新型コロナとの戦いは続いているが、たとえコロナから回復しても、体調の不良が続く「ロング・コヴィッド(コロナ後遺症)」が少なくないことが指摘されてきた。たしかに、コロナ禍での被害としては死亡率の増加や経済の停滞が中心的だが […]
07/15/2021 / 最終更新日 : 07/17/2021 komodon-z 思想・哲学 フク兄さんとの哲学対話(27)デイヴィッド・ヒューム⑤ルソーとの喧嘩の顛末 とうとう東京オリンピックが開催されるというので、東京の街はどこかあわただしく、緊急事態宣言下なのに、逆に人の移動が激しくなった感じがする。なるたけ人混みを避けてフク兄さんのお家にたどりつくと、フク兄さんは上機嫌で迎えてく […]
07/02/2021 / 最終更新日 : 09/17/2021 komodon-z 政治・経済 TPPの現在(16)大統領の促進権限失効で遠ざかる米国の復帰 包括的自由貿易協定を迅速に批准するのに必要な「大統領貿易促進権限(TPA)」がこの7月1日で期限切れとなった。今か今かとアメリカのTPP復帰を待っている人もいるなかで、このTPA期限切れは、ますますバイデン大統領をTPP […]
07/01/2021 / 最終更新日 : 07/23/2021 komodon-z 映画・ビデオ 未来についての勇気の物語;『愛のくだらない』の藤原麻希がみせる推進力 『愛のくだらない』(2020・野本梢監督) 映画評論家・内海陽子 どんな美男美女もときと場合によっては醜い表情をするが、映画やテレビドラマで、美男美女がわざとらしく醜い表情をするとうんざりする。その醜さが管理されたも […]
06/28/2021 / 最終更新日 : 08/01/2021 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(39)米国の住宅ブームはバブルでないというウソ ボストン連銀のエリック・ローゼングレン総裁が、「いまアメリカは、住宅市場でバブルを起こしたり崩壊させたりする余裕はない」と発言して話題になっている。巨大に膨れ上がったアメリカ住宅市場のバブルに対する警告だと受け止められて […]