05/11/2020 / 最終更新日時 : 05/16/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(10)どの国が何時どこから先に回復するか 新型コロナウイルス感染流行からの立ち直りは、国によって、また経済の分野によって異なるのが当然だろう。しかし、根拠のない過大な評価や見当違いの安堵はこれからの政策を大きく誤らせる。ここで検証してみたいのは、「中国一人勝ち」 […]
05/06/2020 / 最終更新日時 : 05/23/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(9)巨大な財政支出だけでは元に戻らない 米財務省は5月4日、第2四半期に3兆ドル(約320兆円)の借り入れを行うと発表して世界に衝撃を与えた。もちろん、史上最大の額で日本での国債発行や財政支出は少なすぎるという議論に拍車をかけている。 いかに新型コロナウイルス […]
05/01/2020 / 最終更新日時 : 05/08/2021 komodon-z 歴史・人物 デイヴィッド・ヒューム;経済学を旅する(4) デイヴィッド・ヒューム 『政治論集』1752 経済における貨幣のはたらきを詳細に検討する ヒュームの名前は、日本では『人性論』あるいは『人間本性論』の翻訳で知られている。この中にでてくる「因果律」についての議論は、初めて […]
04/25/2020 / 最終更新日時 : 05/17/2020 komodon-z 映画・ビデオ 心が晴れ晴れとする作品;『五億円のじんせい』の気性のよさ 『五億円のじんせい』(2019・文晟豪監督) 映画評論家・内海陽子 「かわいい子には旅をさせよ」というが、かわいいわが子を危ない世間に出したいと思う親はまずいない。ましてや、幼いころに心臓の難病を患い、奇跡的に生き永ら […]
04/23/2020 / 最終更新日時 : 04/23/2020 komodon-z 歴史・人物 バーナード・マンデヴィル;経済学を旅する(3) バーナード・マンデヴィル 『蜂の寓話』1705/1723 欲望にもとづく人間の行動が秩序を作り上げる 正式の名前が、バーナード・ド・マンデヴィル。繁栄をきわめたオランダのロッテルダムの名家に生まれた。医学を学び神経系の医 […]
04/21/2020 / 最終更新日時 : 05/17/2020 komodon-z 思想・哲学 フク兄さんとの哲学対話(13)フランシス・ベーコンの幻影と真実 新型コロナウイルス騒動で、急に仕事が入ったりしたので、ずいぶんと間が空いてしまった。そのせいもあったと思うが、今回は、フク兄さんのほうから声をかけてくれて、わたしの仕事場に出向いてくれた。しかも、何やら紙袋を背負っている […]
04/15/2020 / 最終更新日時 : 05/12/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(8)ルーズベルトの「未知との遭遇」 1929年10月のニューヨーク株価大暴落に始まる不況に対し、当時のフーバー大統領は効果的な対策を打ち出せず、ずるずると不況は長期化し、世界中にまるでパンデミックのように広がっていった。それが反転して見る間に回復するのは、 […]
04/13/2020 / 最終更新日時 : 06/19/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(7)「失われた30年」の苦い教訓 2003年ころ、経済学的な知識が十分にある年上の先輩が、「実は知り合いの相談に乗ったんだけどね」と切り出して、あるビルの売却をアドバイスした話をしてくれた。だいたいの概要でいうと、約100億円の価値があったはずのビルが約 […]
04/12/2020 / 最終更新日時 : 05/06/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(6)世界金融危機とバーナンキの苦闘 2008年9月15日に、アメリカの投資会社リーマン・ブラザーズが破綻したショックで、アメリカの金融のみならず影響は一般企業にもおよんだ。そのため、アメリカは6か月間にわたり失業率40%という事態に陥った。それだけではなく […]
04/09/2020 / 最終更新日時 : 05/06/2020 komodon-z 政治・経済 コロナ恐慌からの脱出(5)ケインズ経済学の皮肉な運命 1936年に刊行されたケインズの『雇用、利子および貨幣の一般理論』は、長い間、不況から脱出するための「聖典」として読まれきた。そもそも、いわゆる「マクロ経済学」を生み出したのは、この著作だったのだ。いま行われている経済政 […]