内海陽子の本
『女優の肖像 その1 72人の猛き女たち』Kindle版 (この部分をクリック)
華やかに見える女優たちの、演技に込められた思いを語って、ファンを満喫させる女優論集。著者・内海陽子の鋭い「桃井かおり論」に始まり、憧れだった梶芽衣子へのオマージュ、みずからに課した鍛錬により海外で評価を得た工藤夕貴、荻野目慶子が見せる意外な表情など、読者を飽きさせず語る72人の魅力。
『女優の肖像 その2 70人の強かな女たち』Kindle版 (この部分をクリック)
コメディを見事に演じられることが名女優の条件という、判断基準から見る女優たち。インタビューでも天真爛漫にみえて、いつのまにかペースに巻き込む室井滋、ドキリとする言葉をさりげなく口にする紺野美沙子、いつまでも初々しさを失わない吉行和子など、不思議な異世界の「いきものたち」を一気に語る。
東谷暁の本
『世界を変えた詐欺師たち』Kindle版 (ここをクリック)
繰り出される新しい金融政策は、常に詐欺的な行為と深くかかわっていた。もうひとつの金融史。ペテン師と呼ばれたジョン・ローこそは、現代の経済政策立案者たちの先駆者だった。その後も、英国最初のバブルである南海泡沫事件に翻弄されたニュートンや、米国独立の父フランクリンたちの意外な側面を語り、最後はビット・コインの謎にせまる。
ケインズ以降の経済学者たちの、巨大な経済との格闘をヒューマンドラマで描き出す。ケインズの人物と理論を物語で紹介したあと、アメリカのケインジアン、そのケインジアンを攻撃して勝利したマネタリストや合理的期待理論へ。そして、東欧から亡命してきた理論家たちを論じて、現在のニューケインジアンたちに至る。